更に、王族批判は止まらない。
「大体、王制そのものがもう古い制度で、今の時代に合ってないのに」
「そうですよね。それなのに、今の女王は、あんなに牽引力のない人…。ルティス帝国の未来が心配です」
だってさ。
もしルーチェスが、ベルガモット王家に残っていたなら。
ルティス帝国の未来も、割と明るかったんだろうけどな。
生憎あの賢明な元王子は、賢明過ぎて、沈みかけた泥舟を自ら降りて。
俺の弟子になるという、究極に賢明な選択をしたものだから。
…ただ。
アルティシア女王のせいで、未来が暗い、ってことはないと思うがな。
少なくとも、今の帝国騎士団がある限りは。
俺が、何度も言ってるだろう。
自覚のある馬鹿と、自覚のない馬鹿の話。
自分が馬鹿であることを自覚している馬鹿は、まだ賢い。
自分が馬鹿であることを自覚していない馬鹿が、一番タチが悪いのだ。
そういう馬鹿は、余計なことをするからな。
それと同じだ。
自分が無能であることを知っているアルティシアは、まだ賢いのだ。
無能であることを知らない無能な国王は、国をあらぬ方向に導き、部下を振り回し、国民を混乱させる。
だからその点では、アルティシアはまだ有能なのに。
「ルティス帝国も、ベルガモット王家だけの世襲制じゃなくて、シェルドニア王国のように、複数の王家筋を設けておくべきじゃないですかね」
とんでもない馬鹿なことを言い出す奴がいた。
しかもその馬鹿は、最高に残念なことに、俺の仮の友人である、エリアスだった。
お前、気は確かか?
「複数の?」
「はい。そうすれば、どちらかの家に有能な人材が生まれたとき、その人が王になれば良い。それなら、国民達は常に、正しい治世を生きられます」
お前馬鹿か、と誰かツッコんで欲しかったのだが。
あろうことか。
「確かに、一理あるかも」
「実際、同じ王制を敷く国でも、シェルドニア王国は、世界一犯罪率が低い国として有名ですからね」
「ルティス帝国も、シェルドニア王国に倣うべきかもしれません」
お前らみたいに度しがたい馬鹿が、ルティス帝国の未来を担う若者である限り。
王制をどう変えたって、ルティス帝国に未来はねぇよ。馬鹿が。
シェルドニアが、何故あんなに犯罪率が低いのか、その理由を教えてやろうか。
こいつらが腰を抜かす様を、この目で見てやりたい気分だ。
「大体、王制そのものがもう古い制度で、今の時代に合ってないのに」
「そうですよね。それなのに、今の女王は、あんなに牽引力のない人…。ルティス帝国の未来が心配です」
だってさ。
もしルーチェスが、ベルガモット王家に残っていたなら。
ルティス帝国の未来も、割と明るかったんだろうけどな。
生憎あの賢明な元王子は、賢明過ぎて、沈みかけた泥舟を自ら降りて。
俺の弟子になるという、究極に賢明な選択をしたものだから。
…ただ。
アルティシア女王のせいで、未来が暗い、ってことはないと思うがな。
少なくとも、今の帝国騎士団がある限りは。
俺が、何度も言ってるだろう。
自覚のある馬鹿と、自覚のない馬鹿の話。
自分が馬鹿であることを自覚している馬鹿は、まだ賢い。
自分が馬鹿であることを自覚していない馬鹿が、一番タチが悪いのだ。
そういう馬鹿は、余計なことをするからな。
それと同じだ。
自分が無能であることを知っているアルティシアは、まだ賢いのだ。
無能であることを知らない無能な国王は、国をあらぬ方向に導き、部下を振り回し、国民を混乱させる。
だからその点では、アルティシアはまだ有能なのに。
「ルティス帝国も、ベルガモット王家だけの世襲制じゃなくて、シェルドニア王国のように、複数の王家筋を設けておくべきじゃないですかね」
とんでもない馬鹿なことを言い出す奴がいた。
しかもその馬鹿は、最高に残念なことに、俺の仮の友人である、エリアスだった。
お前、気は確かか?
「複数の?」
「はい。そうすれば、どちらかの家に有能な人材が生まれたとき、その人が王になれば良い。それなら、国民達は常に、正しい治世を生きられます」
お前馬鹿か、と誰かツッコんで欲しかったのだが。
あろうことか。
「確かに、一理あるかも」
「実際、同じ王制を敷く国でも、シェルドニア王国は、世界一犯罪率が低い国として有名ですからね」
「ルティス帝国も、シェルドニア王国に倣うべきかもしれません」
お前らみたいに度しがたい馬鹿が、ルティス帝国の未来を担う若者である限り。
王制をどう変えたって、ルティス帝国に未来はねぇよ。馬鹿が。
シェルドニアが、何故あんなに犯罪率が低いのか、その理由を教えてやろうか。
こいつらが腰を抜かす様を、この目で見てやりたい気分だ。


