「…どうしてですか?」
ルーシッドが口を開くと、いつもそうだ。
『ルティス帝国を考える会』のメンバーに緊張が走り、誰もがルーシッドを白い目で見る。
またこいつか、ってな。
仕方ないね。ルーシッドは、そういうポジションでいてもらわないと困るのだから。
「確かにローゼリア元女王は、積極的に国政に関わる方だった…印象がありますが」
女王が動けば、お前達はその女王に振り回される立場だったからな。
大変だったろうなー。
「しかし彼女の退位は、当然のことではありませんか?何故彼女が退位したのか、皆さん忘れましたか」
…。
…お前。
やっぱり、俺の為に言ってるんじゃないだろうな?
「彼女は私情を優先して、部下の一人に罪を着せて保身を図ったのです。帝国騎士団も…それに協力して」
…。
「これは許されることではありません。公平であらなければならないルティス帝国の国王が、無実の人間に罪を着せるなど」
「…あぁ、そういえばそんな事件があったっけ」
Bの奴が、どうでも良さそうに言った。
…そうだね。
関係のない人間からしたら、どうでも良いことだ。
「確かに、あれはローゼリア元女王が悪かったと思うけど…」
「あんな事件さえ起こさなければなぁ、今でもルティス帝国の女王は、ローゼリア様だっただろうに」
何だよ、お前ら。
俺があの事件を告発したときは、皆してローゼリアを責めまくってたじゃないか。
なのに、今は手のひら返し?
「でも、確かそのとき罪を着せられたのって、貴族の人間じゃなかった?」
「え?…あ…はい、そうですね」
ウィスタリア家の次男だったね。
「だったら、別に良いじゃん」
…別に良いじゃん?
…何が?
ルーシッドが口を開くと、いつもそうだ。
『ルティス帝国を考える会』のメンバーに緊張が走り、誰もがルーシッドを白い目で見る。
またこいつか、ってな。
仕方ないね。ルーシッドは、そういうポジションでいてもらわないと困るのだから。
「確かにローゼリア元女王は、積極的に国政に関わる方だった…印象がありますが」
女王が動けば、お前達はその女王に振り回される立場だったからな。
大変だったろうなー。
「しかし彼女の退位は、当然のことではありませんか?何故彼女が退位したのか、皆さん忘れましたか」
…。
…お前。
やっぱり、俺の為に言ってるんじゃないだろうな?
「彼女は私情を優先して、部下の一人に罪を着せて保身を図ったのです。帝国騎士団も…それに協力して」
…。
「これは許されることではありません。公平であらなければならないルティス帝国の国王が、無実の人間に罪を着せるなど」
「…あぁ、そういえばそんな事件があったっけ」
Bの奴が、どうでも良さそうに言った。
…そうだね。
関係のない人間からしたら、どうでも良いことだ。
「確かに、あれはローゼリア元女王が悪かったと思うけど…」
「あんな事件さえ起こさなければなぁ、今でもルティス帝国の女王は、ローゼリア様だっただろうに」
何だよ、お前ら。
俺があの事件を告発したときは、皆してローゼリアを責めまくってたじゃないか。
なのに、今は手のひら返し?
「でも、確かそのとき罪を着せられたのって、貴族の人間じゃなかった?」
「え?…あ…はい、そうですね」
ウィスタリア家の次男だったね。
「だったら、別に良いじゃん」
…別に良いじゃん?
…何が?


