「同感ですね。『天の光教』の残党?は?知りませんよ俺は」
確かにあの事件のとき、俺達『青薔薇連合会』は、帝国騎士団と共闘して、『天の光教』を潰した。
それは事実だ。
けれどそれは、お互いの利害が一致していたから。
そして、俺達もまた、『天の光教』のルチカおばさんに、個人的に喧嘩を売っていたから。
だから、関係があるとしたら、それは『天の光教』と『青薔薇連合会』の間にだけ。
共闘は終わったのだから、『青薔薇連合会』と帝国騎士団の間には、もう何の関係もない。
少なくとも、『天の光教』に関しては。
帝国騎士団と話すことなんて、何もない。
こっちは、ちゃんと落とし前つけてもらって、用事は済んだのだ。
残党なんて知ったことじゃない。あとはそっちが、勝手にやってくれよ。
それは帝国騎士団の仕事だろ?
何で、いちいち俺達に声をかけてくる?
共闘したからって、仲間だと勘違いされちゃ困る。
あくまで俺達は、水と油。光と闇。決して混じり合うことのない存在なのだから。
「そうだね、ルレイアの言う通り。私達には、帝国騎士団に手を貸す理由は何もない」
「そーだそーだ!アリューシャしーらね!」
「でも、アリューシャ。あながち、しーらね、で放っておけないんだよね」
「え、何で?」
「これが、帝国騎士団からの要請だからだよ」
「…??」
また、頭はてなマークになっているアリューシャ。
アリューシャのみならず、ルルシーとシュノさんも、よく分かっていないご様子。
うーん…。何と説明したら良いものか。
「オルタンス達だって、マフィアのやり口や考えは知ってます。だから、『また協力してよ』って誘ったとしても、無視されるのは分かってるはずです」
「は?じゃあ何で、わざわざこんなメール寄越したの?暇なの?」
暇なのかもなぁ。
その可能性は…ある?かもしれない。
暇だったら良かったんだけど。
「『青薔薇連合会』には、もう何の関係もない…そう分かっていながら、それでも敢えて、俺達に話し合いの場を求めてきた…。それなりの理由があるんでしょう」
「理由…」
「そうだね。このメールは、帝国騎士団からの、ある種の警告でもあるんだ。『今この申し出を無視したら、そちらにも害が及ぶ危険性があるぞ』ってね」
あの、無駄に頭だけはキレるオルタンスが、わざわざこんなメールを寄越してきたのだ。
それなりの理由がある。
俺達が無視すれば、むしろ危険に陥りかねない理由が。
だからわざわざ、律儀に警告してくれているのだ。
あるいは、警告を見返りに、再び協力関係に戻ることを求めているのかもしれない。
いずれにしても。
「僕達が今ここで、うだうだ話し合いしてても仕方ないってことですね」
俺の優秀な弟子が、俺の言おうとしていたことを代弁してくれた。
さすがルーチェス。分かってる。
この、余計な情報な一切与えないメール。本当によく考えたもんだよ。
腹立つレベルだな。
「俺達が何の情報を持ってるか、お前達気になるだろ?話し合いに応じろよ」と、言外に脅してきてるようなもんだ。
こんな意味深なメールをもらったら、思わず捻り潰しに行きたくなるじゃないか。
「…行くんですか?アシュトーリアさん」
ルルシーが尋ねた。
無視するにせよ、話し合いに応じるにせよ。
アシュトーリアさんの指示は、仰いでおいた方が良いだろう。
ないとは思うが、これが万が一、帝国騎士団の罠である可能性も否めない。
目的の為には手段を選ばない、その周到さは。
帝国騎士団も『青薔薇連合会』も、変わらないのだから。
「そうね。行った方が良いと思うわ」
…やはり、そういう判断ですか。
あなたなら、そう言うと思った。
「ほう。さすが『青薔薇連合会』。大胆ですね〜」
笑うルーチェス。
本当。全部笑い事にしてしまいたいな。
「でも、話し合いの場所と時間は、こちらが指定するわ。その要求が呑めないなら、話し合いは無しよ」
「分かりました。手配します」
「お願いね、アイズ」
まぁ、こちらが話し合いに応じると言えば。
オルタンスは、多少の条件くらいは呑むだろう。
話し合いとやらの中身の、重要性にもよるか…。
確かにあの事件のとき、俺達『青薔薇連合会』は、帝国騎士団と共闘して、『天の光教』を潰した。
それは事実だ。
けれどそれは、お互いの利害が一致していたから。
そして、俺達もまた、『天の光教』のルチカおばさんに、個人的に喧嘩を売っていたから。
だから、関係があるとしたら、それは『天の光教』と『青薔薇連合会』の間にだけ。
共闘は終わったのだから、『青薔薇連合会』と帝国騎士団の間には、もう何の関係もない。
少なくとも、『天の光教』に関しては。
帝国騎士団と話すことなんて、何もない。
こっちは、ちゃんと落とし前つけてもらって、用事は済んだのだ。
残党なんて知ったことじゃない。あとはそっちが、勝手にやってくれよ。
それは帝国騎士団の仕事だろ?
何で、いちいち俺達に声をかけてくる?
共闘したからって、仲間だと勘違いされちゃ困る。
あくまで俺達は、水と油。光と闇。決して混じり合うことのない存在なのだから。
「そうだね、ルレイアの言う通り。私達には、帝国騎士団に手を貸す理由は何もない」
「そーだそーだ!アリューシャしーらね!」
「でも、アリューシャ。あながち、しーらね、で放っておけないんだよね」
「え、何で?」
「これが、帝国騎士団からの要請だからだよ」
「…??」
また、頭はてなマークになっているアリューシャ。
アリューシャのみならず、ルルシーとシュノさんも、よく分かっていないご様子。
うーん…。何と説明したら良いものか。
「オルタンス達だって、マフィアのやり口や考えは知ってます。だから、『また協力してよ』って誘ったとしても、無視されるのは分かってるはずです」
「は?じゃあ何で、わざわざこんなメール寄越したの?暇なの?」
暇なのかもなぁ。
その可能性は…ある?かもしれない。
暇だったら良かったんだけど。
「『青薔薇連合会』には、もう何の関係もない…そう分かっていながら、それでも敢えて、俺達に話し合いの場を求めてきた…。それなりの理由があるんでしょう」
「理由…」
「そうだね。このメールは、帝国騎士団からの、ある種の警告でもあるんだ。『今この申し出を無視したら、そちらにも害が及ぶ危険性があるぞ』ってね」
あの、無駄に頭だけはキレるオルタンスが、わざわざこんなメールを寄越してきたのだ。
それなりの理由がある。
俺達が無視すれば、むしろ危険に陥りかねない理由が。
だからわざわざ、律儀に警告してくれているのだ。
あるいは、警告を見返りに、再び協力関係に戻ることを求めているのかもしれない。
いずれにしても。
「僕達が今ここで、うだうだ話し合いしてても仕方ないってことですね」
俺の優秀な弟子が、俺の言おうとしていたことを代弁してくれた。
さすがルーチェス。分かってる。
この、余計な情報な一切与えないメール。本当によく考えたもんだよ。
腹立つレベルだな。
「俺達が何の情報を持ってるか、お前達気になるだろ?話し合いに応じろよ」と、言外に脅してきてるようなもんだ。
こんな意味深なメールをもらったら、思わず捻り潰しに行きたくなるじゃないか。
「…行くんですか?アシュトーリアさん」
ルルシーが尋ねた。
無視するにせよ、話し合いに応じるにせよ。
アシュトーリアさんの指示は、仰いでおいた方が良いだろう。
ないとは思うが、これが万が一、帝国騎士団の罠である可能性も否めない。
目的の為には手段を選ばない、その周到さは。
帝国騎士団も『青薔薇連合会』も、変わらないのだから。
「そうね。行った方が良いと思うわ」
…やはり、そういう判断ですか。
あなたなら、そう言うと思った。
「ほう。さすが『青薔薇連合会』。大胆ですね〜」
笑うルーチェス。
本当。全部笑い事にしてしまいたいな。
「でも、話し合いの場所と時間は、こちらが指定するわ。その要求が呑めないなら、話し合いは無しよ」
「分かりました。手配します」
「お願いね、アイズ」
まぁ、こちらが話し合いに応じると言えば。
オルタンスは、多少の条件くらいは呑むだろう。
話し合いとやらの中身の、重要性にもよるか…。


