「彼らはもう、解散させられたんでしょう?」
と、シュノさん。
「そうですね。『天の光教』は、既に宗教団体としての権限を剥奪されています」
つまり、何人も『天の光教』を名乗ることは許されなくなったのだ。
少なくとも、ルティス帝国の現法律上では、彼らに宗教団体としての権限は、一切ない。
「それに、教祖ももういない…」
今頃あの人、ブタ箱の中だもんね。
年齢サバ読んでるから、そんなことになるんだよ。
「『天の光教』に賛同してた信徒達も、ほとんどがもとの生活に戻ってるんだろう?何で今更残党なんて残ってるんだ?」
と、ルルシー。
うーん。まぁ、普通に考えたらそうなんだけど。
「宗教団体としての『天の光教』は、もう何の力もありません。年齢サバ読んでたルチカも捕まりましたしね。でも…それ以外の、ルチカの側近達は捕まってはいません」
「…!」
宗教というものの、難しいところだよな。
「教祖を奪われ、宗教団体の名前を奪われても、人々の中にある信仰だけは奪えない。一部の熱狂的な『天の光教』の信者達は、未だに『天の光教』を信じてるんです」
「無論、大部分の…ある種のフラッシュモブ的な信者は、もとの生活に戻っている。だが、ルレイア先輩の言うように、熱心なルチカ教祖の崇拝者は、未だに『天の光教』を信じてるんだ」
「ふ、フラッシュモブ…?」
意味が分かってないらしいアリューシャである。
すかさず、アイズが。
「後で絵本にしてあげるからね、アリューシャ」
「よろ!」
さすが。
「何がよろ、だ全く…」
「まぁまぁ、ルルシー」
「アホのアリューシャはともかく…。あの事件の発端だった、ルティス帝国の不景気も、今は回復傾向にある。今更『天の光教』の残党に、何が出来るんだ?」
「そうですねぇ…」
彼らに、何が出来るかなぁ…。
色々思いつくよね。
「ルチカ教祖を返せー!って自爆テロとか」
「他の似たような少数新興宗教と手を組んで、テロを起こすとか」
「報復の為に、王宮に爆弾放り投げるとか有り得そうですよね〜」
俺、ルリシヤ、ルーチェスが順番に言うと。
「…お前ら、発想が過激過ぎないか?」
「ジェットストリーム自爆テロみたいになってるもんね」
だって、とりあえず先に過激なこと…最悪なことの方を言っておいた方が。
後でびっくりせずに済むだろう?
「そんな…テロだなんて…。仮にも宗教団体が、そこまでするの?」
驚くシュノさん。
まぁ、普通は考えられないよね。
しかし。
「お忘れなきよう、シュノさん。奴らは自分の組織を守る為に、マフィアと手を組んで、おまけに建物ごと自爆テロ仕掛けようとしてた、狂信的連中ですよ」
「そ、そういえば…そうだけど…。でも、今の彼らはあくまで残党でしょう?」
「残党だからこそですよ。失うものはもう何もない。やれることは何でもやるでしょう」
奴らがもし、見境のない連中だったら。
今頃、一部の上流貴族や、ルーチェスがもといた王宮、あるいは帝国騎士団の隊舎辺りは。
厳重に警備を固めているだろう。
吹っ飛ばねーかなーウィスタリア家とか。
「そんな…」
「それ、不味いんじゃないのか?俺達も、盛大に『天の光教』に喧嘩売ってるし…」
まぁ、標的になる可能性が、ない訳ではないね。
常に厳重にガードしている『青薔薇連合会』の本拠地に、入り込む度胸と技術があれば、の話だが。
…とはいえ。
「連中がそんなに馬鹿なんだったら、帝国騎士団も、わざわざ俺達に協力求めてきたりはしませんよ」
「えっ?」
アイズが、やれやれ、とばかりに嘆息した。
彼も、よく分かっているらしい。
と、シュノさん。
「そうですね。『天の光教』は、既に宗教団体としての権限を剥奪されています」
つまり、何人も『天の光教』を名乗ることは許されなくなったのだ。
少なくとも、ルティス帝国の現法律上では、彼らに宗教団体としての権限は、一切ない。
「それに、教祖ももういない…」
今頃あの人、ブタ箱の中だもんね。
年齢サバ読んでるから、そんなことになるんだよ。
「『天の光教』に賛同してた信徒達も、ほとんどがもとの生活に戻ってるんだろう?何で今更残党なんて残ってるんだ?」
と、ルルシー。
うーん。まぁ、普通に考えたらそうなんだけど。
「宗教団体としての『天の光教』は、もう何の力もありません。年齢サバ読んでたルチカも捕まりましたしね。でも…それ以外の、ルチカの側近達は捕まってはいません」
「…!」
宗教というものの、難しいところだよな。
「教祖を奪われ、宗教団体の名前を奪われても、人々の中にある信仰だけは奪えない。一部の熱狂的な『天の光教』の信者達は、未だに『天の光教』を信じてるんです」
「無論、大部分の…ある種のフラッシュモブ的な信者は、もとの生活に戻っている。だが、ルレイア先輩の言うように、熱心なルチカ教祖の崇拝者は、未だに『天の光教』を信じてるんだ」
「ふ、フラッシュモブ…?」
意味が分かってないらしいアリューシャである。
すかさず、アイズが。
「後で絵本にしてあげるからね、アリューシャ」
「よろ!」
さすが。
「何がよろ、だ全く…」
「まぁまぁ、ルルシー」
「アホのアリューシャはともかく…。あの事件の発端だった、ルティス帝国の不景気も、今は回復傾向にある。今更『天の光教』の残党に、何が出来るんだ?」
「そうですねぇ…」
彼らに、何が出来るかなぁ…。
色々思いつくよね。
「ルチカ教祖を返せー!って自爆テロとか」
「他の似たような少数新興宗教と手を組んで、テロを起こすとか」
「報復の為に、王宮に爆弾放り投げるとか有り得そうですよね〜」
俺、ルリシヤ、ルーチェスが順番に言うと。
「…お前ら、発想が過激過ぎないか?」
「ジェットストリーム自爆テロみたいになってるもんね」
だって、とりあえず先に過激なこと…最悪なことの方を言っておいた方が。
後でびっくりせずに済むだろう?
「そんな…テロだなんて…。仮にも宗教団体が、そこまでするの?」
驚くシュノさん。
まぁ、普通は考えられないよね。
しかし。
「お忘れなきよう、シュノさん。奴らは自分の組織を守る為に、マフィアと手を組んで、おまけに建物ごと自爆テロ仕掛けようとしてた、狂信的連中ですよ」
「そ、そういえば…そうだけど…。でも、今の彼らはあくまで残党でしょう?」
「残党だからこそですよ。失うものはもう何もない。やれることは何でもやるでしょう」
奴らがもし、見境のない連中だったら。
今頃、一部の上流貴族や、ルーチェスがもといた王宮、あるいは帝国騎士団の隊舎辺りは。
厳重に警備を固めているだろう。
吹っ飛ばねーかなーウィスタリア家とか。
「そんな…」
「それ、不味いんじゃないのか?俺達も、盛大に『天の光教』に喧嘩売ってるし…」
まぁ、標的になる可能性が、ない訳ではないね。
常に厳重にガードしている『青薔薇連合会』の本拠地に、入り込む度胸と技術があれば、の話だが。
…とはいえ。
「連中がそんなに馬鹿なんだったら、帝国騎士団も、わざわざ俺達に協力求めてきたりはしませんよ」
「えっ?」
アイズが、やれやれ、とばかりに嘆息した。
彼も、よく分かっているらしい。


