最初にそのメールを受け取ったのは、『青薔薇連合会』次期首領と名高い、我らがアイズレンシア・ルーレヴァンツァであった。
その文面をさっと読んだ彼は、まず上司であり、『青薔薇連合会』の首領である、アシュトーリアさんに報告。
10分後には、『裏幹部』であるルーチェスを含め、『青薔薇連合会』全幹部が、会議室に集められた。
「ごめんね皆、忙しいところに」
集まった俺達に、アイズは微笑みながら言った。
「全くですよ。俺達、ちょ〜忙しかったんですよー?」
「そうですよ。まさに生きるか死ぬかの、ギリギリの駆け引きをしていたところだったんです」
「あぁ。あのまま行けば、間違いなく俺は生きて来世を迎えられただろうな」
「アリューシャは助かったぜ!危うく借金まみれで死ぬところだったからな!」
「わ、私も。アイズが呼んでくれたお陰で、生きてここに来れたわ」
「…お前ら、嘘をつくな。俺の部屋で勝手に人生ゲームしてただけだろうが」
いやんルルシー。それは言わないお約束。
あのとき、いきなり集められた理由の重大さを知らなかった俺達は、
そんな、呑気な会話をしていた。
これから始まる会話の内容を知っていれば、もう少し神妙だった…、
…かは、分からない。案外、それでも呑気にしてたかも。
「…それで?一体どうしたんですか、アシュトーリアさん」
「そうねぇ…。ちょっと、面倒なことになるかもしれなくてね」
ほう?
「アイズ、説明お願い出来るかしら」
「分かりました」
心得たと言うように、アイズは自分のスマートフォンを取り出し。
何やら操作していた。
すると。
会議室に、『frontier』の着メロが流れた。
「お、メール来た」
「ルレイア先輩、それ『frontier』の新曲じゃないか」
「今度MV出る奴ですよね」
「うふふー。上司特権で、先に入手しちゃいました」
「…お前ら、『frontier』の新曲は良いから、届いたメールを見ろ」
はいはい、ルルシー。
アイズが、俺達に一斉転送したメール。
送り主が誰かを見て、成程ここに集められた意味が分かった。
そして、短いメール本文を見て、更に納得した。
成程ね。
人生切り上げて、ここに集められた訳だ。
「…分かってもらえたかな?」
「ふふ…。そうですね。分かりたくないですけどねー」
「まぁ、いつかは来るだろうと思っていた。俺の仮面の勘が」
「ですよね。あのときは僕もいませんでしたが、いつかはこの類の話が出ると思ってましたよ」
俺、ルリシヤ、ルーチェスの三人は、即時に意味を理解。
一方。
「『天の光教』って…今更あいつらに、何が出来るんだ?」
「そうよ。だって、教祖のルチカ・ブランシェットは、もう捕まってるんでしょ?」
ルルシーとシュノさんは、若干困惑気味。
その気持ちは分かる。
で、アリューシャは。
「…『天の光教』の…の、のこり…?」
まず、漢字が読めてなかった。
かろうじて、「残」は読めている様子。
「…この馬鹿アリューシャ。お前はもう黙っとけ」
いやんルルシー、過激派。
「あ、ごめんアリューシャ。ふりがなつけるの忘れてた。『ざんとう』って読むんだよ、『ざんとう』」
「ざんとうな!知ってる知ってる!醤油かけて食うと美味い奴な!」
どれ?
「…アリューシャ、このボケナス…」
「まぁまぁルルシー、落ち着いて」
苦笑したアシュトーリアさんが、そう言ってルルシーを宥めてくれていなければ。
本当に、アリューシャはルルシーの手によって、会議室の外に追い出されていたかもしれない。
危ない危ない。
「アリューシャ。残り、って意味だよ。『天の光教』の残り」
「へ?あいつらあれだろ?アリューシャから、ケーキ屋を奪い取ろうとした大悪党じゃん。あいつらがどうかしたの?」
アリューシャにとって『天の光教』は、そういう認識だったらしい。
あながち間違っていないというのが凄い。
その文面をさっと読んだ彼は、まず上司であり、『青薔薇連合会』の首領である、アシュトーリアさんに報告。
10分後には、『裏幹部』であるルーチェスを含め、『青薔薇連合会』全幹部が、会議室に集められた。
「ごめんね皆、忙しいところに」
集まった俺達に、アイズは微笑みながら言った。
「全くですよ。俺達、ちょ〜忙しかったんですよー?」
「そうですよ。まさに生きるか死ぬかの、ギリギリの駆け引きをしていたところだったんです」
「あぁ。あのまま行けば、間違いなく俺は生きて来世を迎えられただろうな」
「アリューシャは助かったぜ!危うく借金まみれで死ぬところだったからな!」
「わ、私も。アイズが呼んでくれたお陰で、生きてここに来れたわ」
「…お前ら、嘘をつくな。俺の部屋で勝手に人生ゲームしてただけだろうが」
いやんルルシー。それは言わないお約束。
あのとき、いきなり集められた理由の重大さを知らなかった俺達は、
そんな、呑気な会話をしていた。
これから始まる会話の内容を知っていれば、もう少し神妙だった…、
…かは、分からない。案外、それでも呑気にしてたかも。
「…それで?一体どうしたんですか、アシュトーリアさん」
「そうねぇ…。ちょっと、面倒なことになるかもしれなくてね」
ほう?
「アイズ、説明お願い出来るかしら」
「分かりました」
心得たと言うように、アイズは自分のスマートフォンを取り出し。
何やら操作していた。
すると。
会議室に、『frontier』の着メロが流れた。
「お、メール来た」
「ルレイア先輩、それ『frontier』の新曲じゃないか」
「今度MV出る奴ですよね」
「うふふー。上司特権で、先に入手しちゃいました」
「…お前ら、『frontier』の新曲は良いから、届いたメールを見ろ」
はいはい、ルルシー。
アイズが、俺達に一斉転送したメール。
送り主が誰かを見て、成程ここに集められた意味が分かった。
そして、短いメール本文を見て、更に納得した。
成程ね。
人生切り上げて、ここに集められた訳だ。
「…分かってもらえたかな?」
「ふふ…。そうですね。分かりたくないですけどねー」
「まぁ、いつかは来るだろうと思っていた。俺の仮面の勘が」
「ですよね。あのときは僕もいませんでしたが、いつかはこの類の話が出ると思ってましたよ」
俺、ルリシヤ、ルーチェスの三人は、即時に意味を理解。
一方。
「『天の光教』って…今更あいつらに、何が出来るんだ?」
「そうよ。だって、教祖のルチカ・ブランシェットは、もう捕まってるんでしょ?」
ルルシーとシュノさんは、若干困惑気味。
その気持ちは分かる。
で、アリューシャは。
「…『天の光教』の…の、のこり…?」
まず、漢字が読めてなかった。
かろうじて、「残」は読めている様子。
「…この馬鹿アリューシャ。お前はもう黙っとけ」
いやんルルシー、過激派。
「あ、ごめんアリューシャ。ふりがなつけるの忘れてた。『ざんとう』って読むんだよ、『ざんとう』」
「ざんとうな!知ってる知ってる!醤油かけて食うと美味い奴な!」
どれ?
「…アリューシャ、このボケナス…」
「まぁまぁルルシー、落ち着いて」
苦笑したアシュトーリアさんが、そう言ってルルシーを宥めてくれていなければ。
本当に、アリューシャはルルシーの手によって、会議室の外に追い出されていたかもしれない。
危ない危ない。
「アリューシャ。残り、って意味だよ。『天の光教』の残り」
「へ?あいつらあれだろ?アリューシャから、ケーキ屋を奪い取ろうとした大悪党じゃん。あいつらがどうかしたの?」
アリューシャにとって『天の光教』は、そういう認識だったらしい。
あながち間違っていないというのが凄い。


