The previous night of the world revolution6~T.D.~

「華弦?」

と、尋ね返すルーチェス。

ルーチェスは、まだ知らないか。

「ルヴィア嫁の実の姉で、ルレイアの派閥の準幹部だ」

「あぁ…。話したことはあんまりありませんけど、よく似た姉妹ですよね」

本当にな。

見た目はそっくりでも、あの姉妹が歩んだ人生は、大きく違っていて…そして、二人共苦難に満ちた人生だったことだろう。

それでも。

「彼女なら、万が一のときでも対応出来る。それに、ルヴィア嫁を通じて、お前の嫁に紹介する口実もある」

ルーチェス嫁にとって華弦は、お隣の奥さんのお姉さん、ってポジションだ。

若干遠い存在ではあるが、全く知らない、縁のない人に接触されるよりはマシだろう。

「勿論、華弦はルレイアの派閥の準幹部だから、ルレイアに了解を取らないといけないが…。そこは俺から頼むから、安心してくれ」

「分かりました。じゃあ、そちらの方は頼みます」

「あぁ。任せてくれ」

ルーチェスの為となれば、ルレイアも駄目とは言うまい。