しばし無言の二人だったが。
ルルシーが、溜め息混じりにルーシッドに言った。
「…ごめんな、本当。こんな奴で。毎日大変だろう。よく我慢してるよお前は」
「いえ…。あの…。なんか、もう慣れました…」
「そうか。苦労かけるな」
何その会話。
まるで俺が悪い子みたいに言うんだから、もう。
俺はこ〜んなに真面目で、誠実な大人なのに。
「…とにかく、サークル…『ルティス帝国を考える会』だったか?」
「はい、それです」
「そこでの潜入任務は、今のところ大きな支障なし、と解釈して良いんだな?」
「はい!何にも問題ないですよ。俺俳優ですから。そりゃあもう完璧に、ルーシッドを悪者に仕立て上げてます」
「…そうか」
何で目を逸らすの?ルルシー。
俺は誇らしい事実を言ってるだけなのに。
褒めてよ。
「入学時、良い感じに『考える会』入会希望の自称友人と出会いましてね。そいつを要領良く利用してます」
無論、エリアスのことである。
「そいつは、信用出来るのか?」
「頭空っぽみたいな人間ですからねー。今のところ、疑われてる感じはありませんね」
「そうか。まぁ、舌先三寸で人を騙すのはお前の十八番みたいなものだしな。で、サークルメンバーはどんな感じだ?」
ちょっとルルシー。今、なんか人聞きの悪いこと言わなかった?
聞こえなかったことにしよう。
「サークルメンバーは…あまり思わしくないですね」
「…やっぱり、共産主義者の集まりか?」
「共産主義…と言うか、現体制反対派、と言ったところでしょうか。まぁ、間接的に共産主義者になるんですが」
「王制反対、帝国騎士団反対がスローガンみたいになってます」
と、補足するルーシッド。
そうそう、そのせいでお前袋叩きにされてたんだもんな。
「お陰で、現体制賛成派のルーシッドは、良い晒し者になってますよ。現に今日も、帝国騎士団を話題に出したら、奴ら、まぁ叩く叩く。布団でもあんなに叩かれませんよ」
半笑いでそう言うと、何故かルルシーは、眉をひそめて。
「…気分悪かったろ?」
と、聞いた。
「ルーシッドは超しかめっ面でしたよ。一人だけ、帝国騎士団擁護しないといけませんからねー。いやぁ可哀想ったら…」
「お前もだよ、馬鹿」
は?
「…俺?」
「そう、お前もだよルレイア。…王族や帝国騎士団や…貴族達を、扱き下ろされて…気分悪かったろ?」
「…俺は、別に」
…ルルシーったら、しばらく会わなくても、相変わらず心配性なんだから。
ルルシーが、溜め息混じりにルーシッドに言った。
「…ごめんな、本当。こんな奴で。毎日大変だろう。よく我慢してるよお前は」
「いえ…。あの…。なんか、もう慣れました…」
「そうか。苦労かけるな」
何その会話。
まるで俺が悪い子みたいに言うんだから、もう。
俺はこ〜んなに真面目で、誠実な大人なのに。
「…とにかく、サークル…『ルティス帝国を考える会』だったか?」
「はい、それです」
「そこでの潜入任務は、今のところ大きな支障なし、と解釈して良いんだな?」
「はい!何にも問題ないですよ。俺俳優ですから。そりゃあもう完璧に、ルーシッドを悪者に仕立て上げてます」
「…そうか」
何で目を逸らすの?ルルシー。
俺は誇らしい事実を言ってるだけなのに。
褒めてよ。
「入学時、良い感じに『考える会』入会希望の自称友人と出会いましてね。そいつを要領良く利用してます」
無論、エリアスのことである。
「そいつは、信用出来るのか?」
「頭空っぽみたいな人間ですからねー。今のところ、疑われてる感じはありませんね」
「そうか。まぁ、舌先三寸で人を騙すのはお前の十八番みたいなものだしな。で、サークルメンバーはどんな感じだ?」
ちょっとルルシー。今、なんか人聞きの悪いこと言わなかった?
聞こえなかったことにしよう。
「サークルメンバーは…あまり思わしくないですね」
「…やっぱり、共産主義者の集まりか?」
「共産主義…と言うか、現体制反対派、と言ったところでしょうか。まぁ、間接的に共産主義者になるんですが」
「王制反対、帝国騎士団反対がスローガンみたいになってます」
と、補足するルーシッド。
そうそう、そのせいでお前袋叩きにされてたんだもんな。
「お陰で、現体制賛成派のルーシッドは、良い晒し者になってますよ。現に今日も、帝国騎士団を話題に出したら、奴ら、まぁ叩く叩く。布団でもあんなに叩かれませんよ」
半笑いでそう言うと、何故かルルシーは、眉をひそめて。
「…気分悪かったろ?」
と、聞いた。
「ルーシッドは超しかめっ面でしたよ。一人だけ、帝国騎士団擁護しないといけませんからねー。いやぁ可哀想ったら…」
「お前もだよ、馬鹿」
は?
「…俺?」
「そう、お前もだよルレイア。…王族や帝国騎士団や…貴族達を、扱き下ろされて…気分悪かったろ?」
「…俺は、別に」
…ルルシーったら、しばらく会わなくても、相変わらず心配性なんだから。


