「帝国騎士団が国民を助けた?いつ?」
「いつって…。いつだって、そうじゃないですか。国内の治安を守り、国民の生活を守っています」
「何処が?」
『ルティス帝国を考える会』は、互いの意見を尊重するのがモットーのはずなのに。
会員の一人は、そのモットーさえ忘れ。
馬鹿にしたように、ルーシッドを鼻で笑っていた。
そして、誰もそれを止めない。
つまり、皆同感なのだ。
帝国騎士団を擁護しようとする、ルーシッドが間違っていると思っているのだ。
「帝国騎士団が国民の生活を守ってるなら、今頃貧民街で飢えに苦しんでいる人なんていないよ」
「自分達だけが豊かであれば、それで良いから」
「帝国騎士団が守っているのは、自分達の生活だけじゃないですか」
「それは…。…勿論、救えない人達もいるけれど、帝国騎士団は精一杯、政策を考えている…はずです。先に起きた不況だって…帝国騎士団の政策のお陰で、何とか回復したじゃありませんか」
確かに。
そこは評価しても良いと思うよ。
奴らは、やれるだけのことをやって、そしてそれが功を奏した。
それなのに。
「それは、帝国騎士団の政策のお陰じゃなくて、そもそも不況の原因になった、箱庭帝国の観光事業が、ある程度収まったからでは?」
またしても、ルアリスが聞いたら激怒しそうなことを。
「それに、アシスファルト帝国も景気回復していたから、そこに便乗しただけだろう」
「実際自分達は大したことしてないのに、『帝国騎士団がやりました』って大々的に報じて、国民を洗脳しようとしているように見えるわ」
皆さん。ここにアホの子達がいます。
アシスファルト帝国が景気回復したから、アシスファルト経済と親密に関わっているルティス帝国経済も、一緒に回復したと?
逆だよ、馬鹿。
ルティス帝国の景気が回復してきたから、それに伴ってアシスファルト帝国の懐も、段々豊かになっただけ。
そして、帝国騎士団がその「大したこと」をしていなかったら、今頃ルティス帝国は、未だに不況のどん底で溺れていたよ。
ついでに言うなら、俺のシェルドニア帝国との「コネ」がなければ、君達も今頃、呑気に紅茶なんて飲んでいられなかっただろう。
更についでに、ルアリスの名誉の為に言うなら、箱庭帝国の観光事業は、別に衰退してなんかいない。
今も、常に一定数の観光者を集めている。名実共に、世界の人気観光スポットとして名を馳せている。
更に最近は、観光事業だけではなく、国内の教育機関を充実させる為に投資しているとか。
ルアリスから、直々に手紙が届いたよ。
あの閉鎖された小国が、よくもこれだけの経済力をつけたものだと、感心させられる。
あ、ちなみにそれ、俺のお陰な。
ルアリスは、俺が育てたと言っても過言じゃないから。
「いつって…。いつだって、そうじゃないですか。国内の治安を守り、国民の生活を守っています」
「何処が?」
『ルティス帝国を考える会』は、互いの意見を尊重するのがモットーのはずなのに。
会員の一人は、そのモットーさえ忘れ。
馬鹿にしたように、ルーシッドを鼻で笑っていた。
そして、誰もそれを止めない。
つまり、皆同感なのだ。
帝国騎士団を擁護しようとする、ルーシッドが間違っていると思っているのだ。
「帝国騎士団が国民の生活を守ってるなら、今頃貧民街で飢えに苦しんでいる人なんていないよ」
「自分達だけが豊かであれば、それで良いから」
「帝国騎士団が守っているのは、自分達の生活だけじゃないですか」
「それは…。…勿論、救えない人達もいるけれど、帝国騎士団は精一杯、政策を考えている…はずです。先に起きた不況だって…帝国騎士団の政策のお陰で、何とか回復したじゃありませんか」
確かに。
そこは評価しても良いと思うよ。
奴らは、やれるだけのことをやって、そしてそれが功を奏した。
それなのに。
「それは、帝国騎士団の政策のお陰じゃなくて、そもそも不況の原因になった、箱庭帝国の観光事業が、ある程度収まったからでは?」
またしても、ルアリスが聞いたら激怒しそうなことを。
「それに、アシスファルト帝国も景気回復していたから、そこに便乗しただけだろう」
「実際自分達は大したことしてないのに、『帝国騎士団がやりました』って大々的に報じて、国民を洗脳しようとしているように見えるわ」
皆さん。ここにアホの子達がいます。
アシスファルト帝国が景気回復したから、アシスファルト経済と親密に関わっているルティス帝国経済も、一緒に回復したと?
逆だよ、馬鹿。
ルティス帝国の景気が回復してきたから、それに伴ってアシスファルト帝国の懐も、段々豊かになっただけ。
そして、帝国騎士団がその「大したこと」をしていなかったら、今頃ルティス帝国は、未だに不況のどん底で溺れていたよ。
ついでに言うなら、俺のシェルドニア帝国との「コネ」がなければ、君達も今頃、呑気に紅茶なんて飲んでいられなかっただろう。
更についでに、ルアリスの名誉の為に言うなら、箱庭帝国の観光事業は、別に衰退してなんかいない。
今も、常に一定数の観光者を集めている。名実共に、世界の人気観光スポットとして名を馳せている。
更に最近は、観光事業だけではなく、国内の教育機関を充実させる為に投資しているとか。
ルアリスから、直々に手紙が届いたよ。
あの閉鎖された小国が、よくもこれだけの経済力をつけたものだと、感心させられる。
あ、ちなみにそれ、俺のお陰な。
ルアリスは、俺が育てたと言っても過言じゃないから。


