…けれど。
一般人の多くは、この事実を知らない。
お偉い「お貴族様」は、何の努力もせずに、生まれたときから悠々自適で暮らしてきたものだと、思い込んでいる。
少なくとも、このサークルにいる会員達は、そんな俺達の貴族事情を知らない。
偉そうに、国の中枢を担っている帝国騎士団の隊長達は。
ちゃんと、それなりの教育を受け、それなりの努力を支払った結果、今の立場にいるのだということを。
何で分かんないんだろうな。
お前達だって、ルティス帝国総合大学に入学したなら、分かるだろうに。
お前達も、人並み以上に努力して勉強して、ようやくこの大学に入れたんだろう?
帝国騎士団の隊長達も、そうなんだよ。
お前達だって、ルティス帝国総合大学に入れなかったら、お前の命に価値なんてないと言われて育ってきたら。
俺達みたいな人間の気持ちも、理解出来るのか?
そりゃ貴族生まれだからね、生活には不自由しなかったよ。
でも、それ以外に自由なことなんて、一つもなかった。
「貴族ばかりが集まってるから、一般人の気持ちが分からないんです。私達の声が届かないんです」
それはお互い様だろう。
お前だって、貴族の気持ちを考えたことあるのか?
「人間は皆平等であるはずなのに、帝国騎士団だけが特権をもらって、その権威にあぐらをかいている」
それは当然だろう。
国に有事があれば、命を懸けるのは帝国騎士団なんだから。
「帝国騎士団なんて、ルティス帝国には必要ないと思います。ルティス帝国にとって害を及ぼす存在でしかない」
泣けてくるよな、ルーシッド。
俺達の積み重ねてきた努力は、彼らにとっては「有害」な存在なんだってさ。
それでも。
「…そんなことはないと思います。帝国騎士団は、正義を掲げる組織。これまでも、何度も国民を助けてきたじゃありませんか」
ルーシッドは、己のプライドを。
いや、自分の人生の価値を、失わせない為に。
四面楚歌の状況でも、抗弁してみせた。
一般人の多くは、この事実を知らない。
お偉い「お貴族様」は、何の努力もせずに、生まれたときから悠々自適で暮らしてきたものだと、思い込んでいる。
少なくとも、このサークルにいる会員達は、そんな俺達の貴族事情を知らない。
偉そうに、国の中枢を担っている帝国騎士団の隊長達は。
ちゃんと、それなりの教育を受け、それなりの努力を支払った結果、今の立場にいるのだということを。
何で分かんないんだろうな。
お前達だって、ルティス帝国総合大学に入学したなら、分かるだろうに。
お前達も、人並み以上に努力して勉強して、ようやくこの大学に入れたんだろう?
帝国騎士団の隊長達も、そうなんだよ。
お前達だって、ルティス帝国総合大学に入れなかったら、お前の命に価値なんてないと言われて育ってきたら。
俺達みたいな人間の気持ちも、理解出来るのか?
そりゃ貴族生まれだからね、生活には不自由しなかったよ。
でも、それ以外に自由なことなんて、一つもなかった。
「貴族ばかりが集まってるから、一般人の気持ちが分からないんです。私達の声が届かないんです」
それはお互い様だろう。
お前だって、貴族の気持ちを考えたことあるのか?
「人間は皆平等であるはずなのに、帝国騎士団だけが特権をもらって、その権威にあぐらをかいている」
それは当然だろう。
国に有事があれば、命を懸けるのは帝国騎士団なんだから。
「帝国騎士団なんて、ルティス帝国には必要ないと思います。ルティス帝国にとって害を及ぼす存在でしかない」
泣けてくるよな、ルーシッド。
俺達の積み重ねてきた努力は、彼らにとっては「有害」な存在なんだってさ。
それでも。
「…そんなことはないと思います。帝国騎士団は、正義を掲げる組織。これまでも、何度も国民を助けてきたじゃありませんか」
ルーシッドは、己のプライドを。
いや、自分の人生の価値を、失わせない為に。
四面楚歌の状況でも、抗弁してみせた。


