…え。
何その反応。
ルレイア師匠のところは、「ようこそようこそ!大歓迎!」って迎えられたと聞いたんだけど。
僕の方は、この反応って。
「…入党希望ってこと?」
そんな共産党みたいな言い方。
「はい。入党させてもらえませんか」
「悪いけど、うちは三年生以上の学生は、入党出来ないことになってるの」
何だって?
それは初耳…と言うか。
「え、でも…。学校のホームページには、どの学部、学年でもサークルには自由に入れるって…」
「それは他のサークルや同好会のことで、うちでは独自のルールを設けてるの」
そんなの聞いてないぞ。
一、二年生お断りってこと?
それじゃあ僕は、何の為にここまで来たんだか。
無駄潜入じゃないか。
僕はスパイをしに来たのであって、絵画の腕前を上げに来たのではない。
「二年次の後期に、『コミュニズム概論』っていう授業があるでしょ。それを履修してからじゃないと、『赤き星』には入れないって決まりだから」
つっけんどんに言う、『赤き星』党員。
成程。
一見さんお断りと言うか、それなりにコミュニズムについて勉強してからでないと、うちのサークルには入れませんよ、と。
そういうスタンスらしい。
つまり、共産主義についてある程度勉強し、それに賛同した者でなければ、入党する資格さえ与えられないと。
分かりました。
「そうなんですか、なら三年生になって出直してきます」…なんて。
ことを言っていたら、スパイしに来た意味がない。
むしろ、そこまで秘匿性の高いグループだからこそ、内部に入る価値がある。
スパイのし甲斐があるというものだ。
コミュニズムに染まっていなければ、入党資格を得られないと言うならば。
僕が既に、根っからのコミュニストであることを証明すれば良いのだろう?
「…そんなことを言われるとは、心外です」
僕は、敢えて神妙な顔で言った。
何その反応。
ルレイア師匠のところは、「ようこそようこそ!大歓迎!」って迎えられたと聞いたんだけど。
僕の方は、この反応って。
「…入党希望ってこと?」
そんな共産党みたいな言い方。
「はい。入党させてもらえませんか」
「悪いけど、うちは三年生以上の学生は、入党出来ないことになってるの」
何だって?
それは初耳…と言うか。
「え、でも…。学校のホームページには、どの学部、学年でもサークルには自由に入れるって…」
「それは他のサークルや同好会のことで、うちでは独自のルールを設けてるの」
そんなの聞いてないぞ。
一、二年生お断りってこと?
それじゃあ僕は、何の為にここまで来たんだか。
無駄潜入じゃないか。
僕はスパイをしに来たのであって、絵画の腕前を上げに来たのではない。
「二年次の後期に、『コミュニズム概論』っていう授業があるでしょ。それを履修してからじゃないと、『赤き星』には入れないって決まりだから」
つっけんどんに言う、『赤き星』党員。
成程。
一見さんお断りと言うか、それなりにコミュニズムについて勉強してからでないと、うちのサークルには入れませんよ、と。
そういうスタンスらしい。
つまり、共産主義についてある程度勉強し、それに賛同した者でなければ、入党する資格さえ与えられないと。
分かりました。
「そうなんですか、なら三年生になって出直してきます」…なんて。
ことを言っていたら、スパイしに来た意味がない。
むしろ、そこまで秘匿性の高いグループだからこそ、内部に入る価値がある。
スパイのし甲斐があるというものだ。
コミュニズムに染まっていなければ、入党資格を得られないと言うならば。
僕が既に、根っからのコミュニストであることを証明すれば良いのだろう?
「…そんなことを言われるとは、心外です」
僕は、敢えて神妙な顔で言った。


