The previous night of the world revolution6~T.D.~

結果。

出てきたのは、人だった。

髪の短い女性で、僕のことを訝しげに見つめていた。

「こんにちは。ここ、『赤き星』の活動拠点ですよね」

怪しまれない為にも、第一印象は大事だ。

そう思った僕は、努めて笑顔でそう言った。

しかし、その女性は。

「…そうですけど。それが何か?」

…あれー。愛想の欠片もない。

ルレイア師匠のところとは、全然違うぞ?

それでも僕は、負けじと笑顔で続けた。

「僕、昨日入学してきたばかりの新入生で、ルクシア・セレネと言います」

勿論偽名である。

「新入生が、ここに何の用ですか」

「僕を、この『赤き星』に入れてくれませんでしょうか」

僕が、そう頼むと。

髪の短いその女性は、異様なものでも見るかのような目で、僕を見た。