出会って最初の頃は良く弁当を作ってくれていた。


とても美味しかったし毎回おかずが変わるもんだから楽しみで仕方なかった。


いつからか、作ってくれなくなったがおそらく俺のせい。

他の女に抜け駆けすんなとか言われたんだろう。



でも今日久しぶりに和香の手料理が食べられる。



「んー、冷蔵庫拝見しましたがあまり使えるような食材がなかったので今から買ってきますね。」


「あ、俺も行く」


「いや!そんなそんな…っ!お家で待っていてください!」


「…だから今日はもう離れたくないんだって。」



和香は一気に顔を赤らめた。


可愛い。



「では、一緒に行きましょうっ」


「ん」