彼は真面目な優等生



そんなこと絶対させないから!!!!



「そろそろ、麻美始まるよ??」

「げっ!!ホントだぁ〜…最悪」

「三島さんも席に戻ったら??」

「そうですね、お互いに頑張りましょうね?」



意味ありげな笑顔はやめろし!

まじでうぜぇーっっ!!!


「亜華里、頑張ろうね!!」

「うん!!」




―ガラッ



「テスト始めるぞっ!!名簿順に並べっ!!」


狩野だ。
せっかく教えてもらったんだし…頑張らなきゃ。



「よし…始めっ!!!」


始まった…


1限は数
2限は英語
3限は現国
4限は化学


まずはこの4教科。

正直…私は文系だから数学と化学は苦手…。


でも!!!でも!!!でも!!!
蒼君との関係を続けるために頑張る!!!



待っててね…蒼君っ!!!





「やめっ!!
じゃあ、これで終わりなぁ」


テストは終わり。


でも…また明日もテスト!!

最悪だぁぁぁ!!!!



「加地さん」


はぁー…来たよ。
この声は聞き飽きたし…