【完】この愛を、まだ運命だとは甘えたくない

「嘘じゃないって言ってるでしょ~???ちょっと~マジで止めなさいよ~」

真白と揉みあいになり部屋でギャーギャー騒いでいると、乱暴に部屋の扉が開けられた。
そこには腕を組み仁王立ちになっている碧人さんの姿がある。
碧人さんの後ろ、頼りない表情をしている父親の姿もあった。

否応なしに碧人さんのげんこつが私と長女の上に降り注ぐ。

「何騒いでいるんだ!ご近所迷惑だろう?!」

来たくて来たわけじゃないのに…。
ただただ実家よりはマシだろうと、碧人さんに連れられて彼の家に来ることになってしまった。
そこには頼りない父親と、生意気な三姉妹。

そしてこの日から、悪魔の化身であろう小早川 碧人とひとつ屋根の下で生活をする羽目になってしまったのだ。

誰だって幸せになりたくて、足掻き藻掻く。
どこでどう間違ってこんな事になってしまったのか未だに分からない。
私はきっと救いの手ではなく、悪魔の手を取ってしまったのだ。

おまけSS 完結


※ 
ひとつ屋根の下、気が付けばあなたがいた。 に続く。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
新連載として、BOOK内に新しいお話の表紙を追加しています。
この物語に出て来る桃菜と碧人の話になります。 よろしければそちらもよろしくお願いいたします!