【完】この愛を、まだ運命だとは甘えたくない


カーッと顔が赤くなり、長女の真白は怒りを露わにした。
間違った事は言ってないもん。

無理やり一緒の休日を過ごしたのは碧人さんの方だし、家に無理やり連れて来たのだって彼だ。
桃菜は何も間違っていない。

勝ち誇るように学習机の椅子に座り、口角を上げて三姉妹を見上げる。
…それにしても、最近のガキは大人っぽいわね。

碧人さんにはあんまり似ていないけれど、顔の整った子供達。 特に長女の真白とはほぼ身長も変わらない。私が特別小さいせいもあるだろうけど。

「嘘つくな!あおくんがあんたみたいな女を好きになるはずがない!」

そう言ったかと思えば、人の座っている椅子に掴みかかってこようとする。
それを次女と三女が止めにはいる。
腕を引っ張られ、髪を掴まれる。

「ちょっとー!痛い!何すんのよッ?!」

「あんたが嘘ばっかりつくからだろう?!」