【完】この愛を、まだ運命だとは甘えたくない


小早川さんの申し出に桃菜は明らかに嫌そうな声色を上げた。

珍しい事もあるものだ。イケメンエリートは桃菜の大好物だから、こうまで小早川さんに拒否反応を見せるとは。

「桃菜はあ…真凛ちゃんと一緒がいいしい…」

「伊織と真凛さんはお家の事で用事があるのですよね。 どっちにしても桃菜さんにはつまらない時間だとは思いますし、俺がお付き合い致しますよ」

「ええー…でもぉ…」

「近所にある可愛らしいお店やカフェを案内します。
それでいいですね、桃菜さん」

「全然良くないんですけど…」

「ん?何か言いましたか?とにかく日曜日お迎えにきますので、待っててくださいね。
さあ、伊織。ちょっと大事な話があるから部屋までいいかな?」