闇夜にゆらめくあやかし商店街 ❰前編❱

「あ…のさ、隼人君。私はまだ完全にあなたのこと思い出してないけど、私たちは前にここに来て商店街を見て回ったんだって。」


「その時…隼人君私にこれ、買ってくれたんだよ。」



そう言ってあの石を隼人君に見せた。

出発前に夢さんが私に握らしてくれた石。





隼人君の動きが止まった。




「ごめんね。私は何も覚えてないまま人間界に帰っちゃって。ここで隼人君だけ怖い思いをさせてごめんね。」


銀さんも夢さんじっと私の話しに耳を傾けている。