闇夜にゆらめくあやかし商店街 ❰前編❱

「ゆ、夢さん!」


「大丈夫よ。こう見えて力は強いから。」



そう言って夢さんが微笑んで見せるが、私は気が気ではない。



「優里、夢が押さえているから隼人に喋りかけて欲しい。些細なことでもいい。」



そう言って銀さんがトンと背を押す。





私は正面から隼人君と向き合った。


紅く爛々と燃える目は憎しみの色を帯びていた。