「そう言えば…オレが優里の通って来た通路に行ったとき、1ヶ所だけものすごく時空が歪んでいるところがあってな…そこで隼人と会ったんや。石の偶然の一致ももしかしたらその時空の歪みと関係があるんかもな。」


手がかりは1つつかんだとはいえ、今ある情報だけでは仮定すら立てることができず、私たちはただただ頭を悩ました。



「優里ちゃん、今日は疲れたやろ?後は私と銀さんで考えておくからもうそろそろ寝に行ったら?私たちは寝る必要もないし。」


「本当に…何から何までありがとうございます。」


手を振る夢さんと銀さんに挨拶をして、私は隣の部屋で休ませてもらうことにした。