「銀さん…あの、私のせいで怪我をさせてしまって本当にごめんなさい。」



「優里、顔をあげて。オレも夢もお前さんと同じくらい隼人が大事や。優里は覚えていないと思うけど、前ここに来た時に色々あってな。これはオレがオレのためにやっていることだから、何も気を遣うな。」



そういって頭をポンポンと撫でる手はとても優しかった。


「あっ、銀さん、私たちもわかったことがあります。」


「お、なんや?」



私が偶然の石の一致のことを話すと、銀さんも何かを思い出したようだった。