「生きてはいると思う。」


銀さんの言葉を飲み込むのにすこし時間がかかったが、嬉しくてへたりと座り込んだ。


良かった……。


生きているんだ……。



「ん、じゃあどうしてあんまり嬉しそうじゃないん?」


「あぁ、それはな…」



数秒の沈黙が永遠に感じられる。