「………取り敢えずここのお店の人に聞いてみた方がいいね。」


そう言うと夢さんはチン、と呼び鈴をおした。


すると中から顔を笠で隠した人がスッと出てきた。


「いらっしゃい。何か買うかい?」


「いえ…2ヶ月前にここに人間が来ませんでしたか?ちょうどあなたくらいの身長の男の子なんですけど…」



石屋さんはしばらく考え込んでいたが、何かを思い出したのかパッと顔をあげた。