「あ、さっちゃん。おはよ。」

「ゆい!おはよ~」




朝の8時。

学生達の待ち合わせの声が色々なところから聞こえてくる。


私はそんな声をかき分けて1人で歩いていた。


今さら別になんとも思わない。

友達と他愛ない話をして笑うことに憧れたりなんてしていない。