10年前、私は当時8歳。
小学校2年生。

まだ、回りのことをよく見えてない子だった。

私の家は極道一家。

でも、地域の皆とは良い関係を築けていて、いつも私たち家族を優しく見守ってくれた。

母と父は、俗に言うおしどり夫婦。
私から見ても、仲のいい二人だった。

そして私に無償の愛を与えてくれていた。

隣街に清宮組があり、父と母は幼馴染みだったんだという。

凄く仲がよく毎週のように清宮組の組長と姐さんが遊びに来てくれていた。