「十七歳です。血液型はA型。趣味は......最近は植物を育てること? かな。あ、部活は園芸部に入ってる」
「誕生日もう過ぎたんだ?」と真広が言う。
「うん、早生まれで四月だから」
二人よりは一つ年が上だけど、同じ高校二年生なんだよね。
「おお。でも、園芸って楽しいよな。俺高校の専攻、農学だし、親近感沸くよ」
「そうなんだ!?」
「じいちゃ......祖父母が農家やってるから」
言いかけて訂正した真広。私と藍子は顔を合わせてくすくすと笑った。
「あはは、無理して言わなくてもいいのに」
「うん」
私に指摘されて照れている真広。面白いなあ。



