「わ!」

起き上がって辺りを見渡したところで、自分が見覚えのない部屋にいて、さらに周りに人が倒れていること気づいて、驚いた。

“私達”。そう。私の他にもいた。私と同じように制服を着た高校生らしき人が、二人。


「大丈夫ですか!?」


私は自分の右隣に倒れている女の子に声をかけた。
ブレザーの自分とは違い、セーラー服を着ているショートカットの髪の女の子。「ううん」と低い唸り声をあげてから、ゆっくりと瞼が上がる。


「え......なに、これ、ここ......?」


辺りを見渡して、彼女もまた驚いたように呟く。

意識が覚醒してくると、「誰ですか」と尋ねられた。