ストロベリー・ゲーム









階段から落ちて、頭を強く打って、救急車で運ばれた。
こんなヘマ、しないはずだった。迷惑なんて死んでもかけたくなかった。

走ってきたのか、真広が息を切らしながら病室に来た。まだ頭が割れそうなくらい痛かったが、真広の顔を見た瞬間、そんなのどうでも良くなった。


真広が両親を亡くしたときから、絶対にこの子だけは守ろうと決めていた。何があっても、もう絶望させたりしないと。そのために俺が強がるのも無理するのも、当然のことだと。

そんな真広が目の前で発作を起こした時、胸が苦しくて苦しくて仕方がなかった。