「突然死です。私にも理由は分かりません。いきなり、心臓麻痺を起こして死んでしまった。だからもういません」
「......」
突然死。
心臓麻痺。
そんなの、国の中でも少ないじゃん。数パーセント。ほんの数パーセントの人がそれで死ぬだけ。理不尽に、殺される。でもそれは運命だから。そう思っていた。だって俺、そんな人が身近にいたわけでもないのに。
......京極が死ぬのが運命だった? 訳が分からない。
「いや、ちょっと、待って」
笑って首を横に振る。
心臓が、ドクドクと深く早く脈を打つ。眩暈がする。暑さのせい?
人が、死ぬって。もういないって、おかしいだろ。さっきまで、ついさっきまでそこにいて、笑っていて。もう会いに来るなよって言った。あの時言ったんだ。
あれ。京極、どんな声で、どんな顔だったっけ?
ぱん、と胸の奥で何かが弾けた。頭が真っ白になった。
その瞬間から、ぼろぼろと涙が溢れて。



