「今度呼んでやろうか?」
「無理です。女子と話すの苦手なんで」
「悟志くん、案外ピュアじゃないか」
「あんただって独身でしょ」
季節が秋になって、冬を迎えた。
京極は俺をからかって、妹を呼ぶとか一回会ってデートでもしてごらんとか適当なことを言っていた。男子が多く治安の悪い俺の高校。合コンなどはあったが、友達から誘われても参加してこなかった。悪い男には悪い女が寄ってくる。
チャラい付き合いは好きじゃなかったから。
どうせ付き合うなら真剣にやりたい。
そう言ったら、京極は「髪は金髪なのに」と馬鹿にするように笑ってきた。本当に言いたい放題だった。警察の上の人に言えばこの人は確実に辞めさせられるだろう。失礼にもほどがある。一般人に対して。
ムカついたから殴りたかったが、はやまる気持ちを抑えて無視してやった。



