電話がかかってきてからすぐに交番に向かうと、交番には一人の男がいた。
紛れもない、昨日会ったあの警察官だった。
向こうも覚えているのだろう。根本の辺りがもう色の抜け始めた金髪の自分。を、見るなり机から離れて、ご丁寧に外まで迎えに出てきてくれた。暑い夏、炎天下の中の再会。
「悟志くん?」
どうしてか、男は嬉しそうな顔をして俺をまじまじと見てきた。
整った顔。半袖から覗く腕は程よく筋肉が付き、なかなかガタイもいい。背も俺より高い。
「はい、そうですけど......」
ビビりながら答えれば、
「暑いだろう、中に入って」
と、何故か交番の中に案内された。



