ああ、あたし、謝ってばっかりだ。
怜美にも「ごめん」って言ってばかり。
あたしが全部悪いわけじゃないのに。
朝、前日に設定したアラームが部屋の中に鳴り響く。朝の八時だった。
もう三日目だというのに、そこまでお腹は空いていない。どうしてだろう?
用を足すためにベッドから出て部屋に戻ってきたら、スマホのアラームが鳴っていて、怜美も真広もまだ寝たままだった。アラームの音量が小さすぎて気づかないよう。
「はあ......」
二人を起こさないといけないのだと悟り、あたしはアラームを切ろうと床に置いてある真広のスマホを手に取る。



