「そりゃ、慣れてる人のほうが助かるし」

「素直に、私が美しいからお願いしたい、って言えばいいものを」

「ハイハイ、黙ってりゃ美しいですね。受付終わったら、そのままプラネタリウム観てもらっていいから」

「そうでなきゃ、来ないわよ」

そんな軽口を叩き合いながらも、調子よく受付済ませると、自分もプラネタリウムを観始めた。