青い夏の、わすれもの。

魁くんからのプレゼントを見つめていると、背後から「わっ!」と爽が脅かしてきた。


「ちょ、ちょっと爽!びっくりさせないでよ」

「ごめんごめん。脅かしたい年頃なのさ」

「もぉ...」


わたしは爽をきいっと睨んだけど、爽には可愛いなんて茶化されてしまった。


「んじゃあ、ここらで交代だね。魁お借りしま~す」

「行ってらっしゃい」


わたしは2人を見送り、ハッと気づいた。

そうだ...

わたしの2ターン目の相手は...風くんだ。

わたしはブレスレットを外し、ハンカチに包んでバッグにしまった。

青色を身に着けていたら意識してるなんて思われる。

なんてことを昔のわたしなら考えていたかもしれないけど、今のわたしにはそんな思考はない。

だって、もう...見えてるから。

2人の未来がはっきりとわたしの目の前に広がったから。