「澪どうした?魚興味ない?」
「えっ?あ、ううん。そんなことないよ。わたし、水族館わりと好きだし、楽しいよ」
それは本心だった。
「そっか。なら、良かった。...って、あ!今あのレインボーカラーの魚、岩影から出てきた!さっきまで隠れてたのに。澪に見てほしいって言ってるんだよ」
「そうかな?」
「そうだって。ほら、澪の方行った」
カラフルな魚がヒレをひらひらと優雅に揺らし、わたしの方に泳いできた。
こう見ると魚もなかなか可愛らしい。
魚よりはほ乳類の方が好きで、専らペンギンとかカワウソとかイルカとか、そういう分かりやすく万人ウケする生き物にしか今までは興味を示さなかったんだけど、今日少し魅力がわかった気がする。
新たな発見が可能性を広げてくれますように...。
そう心の中で祈っていると、隣が騒がしくなった。
ガサゴソと小さなバッグを漁る音がする。
わたしが何事かと視線を向けようとした、その時――。
「澪、受け取ってくれ!」
「えっ?あ、ううん。そんなことないよ。わたし、水族館わりと好きだし、楽しいよ」
それは本心だった。
「そっか。なら、良かった。...って、あ!今あのレインボーカラーの魚、岩影から出てきた!さっきまで隠れてたのに。澪に見てほしいって言ってるんだよ」
「そうかな?」
「そうだって。ほら、澪の方行った」
カラフルな魚がヒレをひらひらと優雅に揺らし、わたしの方に泳いできた。
こう見ると魚もなかなか可愛らしい。
魚よりはほ乳類の方が好きで、専らペンギンとかカワウソとかイルカとか、そういう分かりやすく万人ウケする生き物にしか今までは興味を示さなかったんだけど、今日少し魅力がわかった気がする。
新たな発見が可能性を広げてくれますように...。
そう心の中で祈っていると、隣が騒がしくなった。
ガサゴソと小さなバッグを漁る音がする。
わたしが何事かと視線を向けようとした、その時――。
「澪、受け取ってくれ!」



