青い夏の、わすれもの。

やっぱり、2人お似合いだ...。

潮風に揺れる海辺の向日葵...。

そんなタイトルを付けられそうなくらいに2人がわたしの視界に収まると絵画のような芸術的な魅力を感じた。

そんな魅力的な構図にわたしが入り込む余地なんてない。

深月さんみたいな完璧な人に、わたしなんかが敵うわけないんだ...。

敵うわけ、ない...。

わたしは1度瞼をぎゅっと閉じ、視界から2人を追いやった。

それでも、わたしの脳裏には残像がちらついた。

胸にはもやもやとした気持ちが悪い感情が渦巻いた。


わたしの胸の中にある水風船がパンッと弾けとんでしまったら...

...まずい。

なんとかしなきゃ。

ここは耐えなきゃ。

だって、この日を楽しみにしてきたんだから。

こんなことで、メソメソしてたら、ダメだよ。

わたしは必死に自分にそう言い聞かせ、心のHPの回復を待った。

そうこうしているうちに、爽が話し出した。


「よし、じゃあ、30分ずつでペア変えよう」


それは良くも悪くもある提案だった。

わたしの心は曇ったままだった。