青い夏の、わすれもの。

それからの日々は迷いなく流れた。

勉強に部活ととにかく忙しかったけど、同じ教室に、部室に、同じ思いを抱えたさつまくんがいてくれたから、すごく心強かった。

そして、あっという間に約束の8月3日がやって来た。

わたしは前日から悩みに悩んで服を決めた。

せっかくのお出かけなのだから、いつもの週末に着ない服を着て、時間をかけない髪型やメイクに時間をかけたいと思って早起きをした。

でも、普段自分磨きを怠っていたせいか、時間をかなりかけてしまい、予定より1本遅いバスに乗ることになってしまった。

ヒールなのに大急ぎで走り、靴擦れを起こしながらもなんとか約束の場所に着いた。

わたしは爽を待たせていないかなと辺りをキョロキョロしていると、ちょうど前方から爽がやって来た。

爽に向かい手を振ろうとした、その時だった。