しかし、ペンギンコーナーには先客がいた。
家族連れやカップル、育成会の集団など、多くの客がこぞってペンギンを見に来ていた。
あまりにも人が多いから、別の場所に行こうと思い直し、どこにしようかと不鮮明な思考を巡らせようとした、その時。
私の視界に彼女が映り込んだ。
どこにいても何をしていても、彼女の姿は鮮明に映る。
私にないものを全部持っている。
そして、その彼女は私の初恋も奪い去ろうとしている。
彼の心を飲み込もうとしている。
それは...ダメ。
私の初恋は、
一目惚れは、
まだ終わらせちゃダメ。
まだ...まだだよ。
まだ何もしていない。
何も伝えられていない。
それなのに終わりだなんて、
そんなの無情過ぎる。
だから、待って。
まだ、終わらないで。
終わらせないで。
「ペンギンはどうしてモノクロなんだろうな」
独り言のように律くんは呟いた。
ペンギンがモノクロの理由を私なら知ってる。
私が知ってることなら全部教えるから、
だから...行かないで。
まだここにいて。
家族連れやカップル、育成会の集団など、多くの客がこぞってペンギンを見に来ていた。
あまりにも人が多いから、別の場所に行こうと思い直し、どこにしようかと不鮮明な思考を巡らせようとした、その時。
私の視界に彼女が映り込んだ。
どこにいても何をしていても、彼女の姿は鮮明に映る。
私にないものを全部持っている。
そして、その彼女は私の初恋も奪い去ろうとしている。
彼の心を飲み込もうとしている。
それは...ダメ。
私の初恋は、
一目惚れは、
まだ終わらせちゃダメ。
まだ...まだだよ。
まだ何もしていない。
何も伝えられていない。
それなのに終わりだなんて、
そんなの無情過ぎる。
だから、待って。
まだ、終わらないで。
終わらせないで。
「ペンギンはどうしてモノクロなんだろうな」
独り言のように律くんは呟いた。
ペンギンがモノクロの理由を私なら知ってる。
私が知ってることなら全部教えるから、
だから...行かないで。
まだここにいて。



