なんて、私達が話していると、さっきまで隣の水槽を見ていたはずの山本さんと冴島くんペアがいなくなっていた。
時計を見ると10時15分。
もう15分もタテジマキンチャクダイの海を見ていたらしい。
「私達スローペース過ぎるかも」
「うん。こんなペースで見てたら日が暮れる。ちょっと急ごうか」
「そうだね」
とは言ったものの、お互いにどうしてもじっくり見たい魚がいると足が止まってしまった。
「朝吹くん、これ見て!」
「えっ?もしかしてヒメカンテンナマコ?」
「うん。さっき、その岩にぶつかったら発光し始めたの!すごいっ!私初めて見た」
「おれも。いやぁ、これはすごい。こんな色するんだ」
「私てっきり赤だと思ってた」
「うん、おれも。まさか青とはね。びっくりだよ」
そこからずっと私達は深海魚コーナーから移動することが出来なかった。
時に不思議な動きをしたり、逆に突然水槽の端に行って動かなくなったりする魚の一挙手一投足を見ては騒いでいた。
自分のこんなにも近くに同じ趣味の人がいるとは思いもしていなかったし、それも相まって私はかなり高揚していた。
故にペア交代の時間などすっかり忘れていた。
時計を見ると10時15分。
もう15分もタテジマキンチャクダイの海を見ていたらしい。
「私達スローペース過ぎるかも」
「うん。こんなペースで見てたら日が暮れる。ちょっと急ごうか」
「そうだね」
とは言ったものの、お互いにどうしてもじっくり見たい魚がいると足が止まってしまった。
「朝吹くん、これ見て!」
「えっ?もしかしてヒメカンテンナマコ?」
「うん。さっき、その岩にぶつかったら発光し始めたの!すごいっ!私初めて見た」
「おれも。いやぁ、これはすごい。こんな色するんだ」
「私てっきり赤だと思ってた」
「うん、おれも。まさか青とはね。びっくりだよ」
そこからずっと私達は深海魚コーナーから移動することが出来なかった。
時に不思議な動きをしたり、逆に突然水槽の端に行って動かなくなったりする魚の一挙手一投足を見ては騒いでいた。
自分のこんなにも近くに同じ趣味の人がいるとは思いもしていなかったし、それも相まって私はかなり高揚していた。
故にペア交代の時間などすっかり忘れていた。



