青い夏の、わすれもの。

全ての物事が上手く行きすぎたお陰で時間の流れが速く感じ、あっという間にその日を迎えられた。

私は誰よりも早く約束の場所に到着した。

カンカンと日射しが照りつける中、水族館の中はクーラーが利いているから冷えないようにと羽織ってきたカーディガンが日射しを防いでくれていた。

誰か来ないかな?

そう思い、足をブラブラさせながら水族館の後ろに見える青く澄み渡った海を見つめた。

空の青と海の青。

同じ青なのに溶け合うことはない。

空色とコバルトブルーの境界線がくっきりと見える。

揺らめく海を太陽が照りつけ、キラキラとスパンコールのように水面は眩しく煌めいている。

この海を身に纏ったら、心が大きく澄み渡るのだろうか。

私もこの海のような心でありたい。

どんな運命も受け止め、真っ直ぐに突き進んでいける心を持ちたい。