しかし、そのことにとらわれてしまったあたしは部活のミーティング中にやらかした。
「おい。お~い。聞いてるのか、爽」
「あっ...ごめんごめん。ぼーっとしてた」
「ったく、ぼーっとしやがって。高体連終わったからって気抜きすぎだろ」
いやいや、違うから。
ぜんっぜん、違うから!
あたしがこーなってんのは、
全部魁のせいだから。
魁が澪に告白しちゃったせいで、今あたし異常事態宣言発令中なんだから。
なんて、口が裂けても言えるわけもなく、あたしはひとまずぺこりと頭を下げた。
「ほんと、ごめん」
「仕方ない。もう1回最初から話す。皆も復習だと思って聴いてくれ」
『うぃーっす』
そして、魁はまた話し出した。
「おい。お~い。聞いてるのか、爽」
「あっ...ごめんごめん。ぼーっとしてた」
「ったく、ぼーっとしやがって。高体連終わったからって気抜きすぎだろ」
いやいや、違うから。
ぜんっぜん、違うから!
あたしがこーなってんのは、
全部魁のせいだから。
魁が澪に告白しちゃったせいで、今あたし異常事態宣言発令中なんだから。
なんて、口が裂けても言えるわけもなく、あたしはひとまずぺこりと頭を下げた。
「ほんと、ごめん」
「仕方ない。もう1回最初から話す。皆も復習だと思って聴いてくれ」
『うぃーっす』
そして、魁はまた話し出した。



