青い夏の、わすれもの。

「あ、そう言えば爽さぁ、ここのパフェ好きだったよな?じゃんけんに勝ったら奢ってもいいけど......って、どした?爽?」


あたしは首を大きく真横に振った。


「嫌い...」

「えっ?」


あたしの口から出た言葉。

こんなに苦い味なんだ...。

悔しくて苦しくて辛くて切なくて...。

胸が破裂しそう。


「嫌い...。大っ嫌い!」


自分も魁も嫌いだ。

大嫌いだ...!

あたしは出口の向こうにあるはずの光に向かって駆け出した。

ここではないどこかに行きたかった。