青い夏の、わすれもの。

優秀な2人の会話に追い付きたくないあたしはシャットダウンしていたけど、澪は真面目に受け止めていた。


澪...


澪が今にも泣き出しそうな顔をしている。

深月さんもなんでここでそんな自然な笑顔見せちゃうかな?

あなたが好きなのは大楽でしょ?

澪にこんな顔させないで。

澪の胸の中にある水風船がパンッと弾けとんで涙に変わってしまったら...。


...まずい。

澪を守らなきゃ。

あたしがなんとかしなきゃ。


無能な脳を絞りに絞ってあたしは名案を思い付いた。


「よし、じゃあ、30分ずつでペア変えよう。

あたしという人間によってせっかく繋がれた縁なんだから、皆に仲良くなってほしいし。

ってことで、最初は澪と魁。深月さんと風くん。あたしと大楽。で、その次は...」


2ターン目は澪と風くん、深月さんと大楽、あたしと魁。

3ターン目は澪と大楽。深月さんと魁。あたしと風くん。

それ以降は自由に観察するということになった。