青い夏の、わすれもの。

バスに揺られること30分。

目的地に到着した。

残る4人が太陽の光を受けて煌めく海の向こうを見つめていた。

あたしは大声で彼らの名前を呼んだ。

まるで遠足の時に先生が点呼を取るように。


「澪!深月さん!風くん!大楽くん!」


皆があたしに視線を集中させる。

こんなに視線を浴びるのは久しぶり。

部活やってた時は練習メニューの確認があたしの担当だったから、毎日練習前に皆の前に立って発言してたのになぁ。

1ヶ月前のことなのに、遥か昔のことのように感じる。

さてと、では、ここから始めましょうか。

題して"真夏の六花解明大作戦"

男女6人の想いが交わる時

その花はどんな花よりも

儚く美しく咲く。