青い夏の、わすれもの。

「永瀬さんなら分かる。オレがこんなに君たちのことを知ってるのかの理由」

「あたしバカだよ?ちゃんと言葉にしてもらわないと分からない」

「ま、そのうち分かるよ。答えはもう言ってるようなもんだから」


は?

答えを言ってる?

ってか、何に対しての答え?

あたしの頭はもうパンクしかけていた。

これ以上情報を入れたら爆発してどうにかなってしまう。

そんなパニック状態のあたしとは裏腹に冷静沈着のままの大楽くん。

なんか、その余裕綽々な感じがウザい。


「で、結局オレは水族館に招待されるわけ?」


あたしはもう脳がキャパオーバーで疲れてしまい、こくりと頷くことしか出来なかった。


「ま、断る理由もないから行くよ。詳細はこのメールに送って」


あたしはまたもや頷く。

彼は机にノートの切れ端を置くと「じゃ」と軽く手を上げ颯爽と消えてしまった。

あたしはメアドを大事にクリアファイルにしまうと、ペターッと机に上半身をくっつけた。