華「玲央くんが追っかけてくるもん」
走ってきたのか頬は赤く染まり、肩で息をしながら俺を涙目で見上げる

それに、"もん"じゃないでしょ...いつものクールさどこやったの

「取り敢えず、場所変えよっか?」
玲「華、もう良いから一旦家に戻ろ?」
玲央先輩が頭を撫でる

華「遥くんも来てっ。玲央くんすぐ嘘つくもん」
だから上目遣いヤバいって...てか遥くんって呼んでたし、また"もん"って言うし...


もう俺の心臓はバクバクし過ぎてそれどころじゃない

玲「悪いね。君も付き合って」
玲央先輩は華ちゃんをひょいっとお姫様抱っこして歩きだす

「別に。いーっすよ」
だって、華ちゃんに頼られてんのに断れるわけねぇし