華「このまま、帰って良い?玲央くんが華は掴んどかないと迷子になるって...」

服の裾をちょんちょんと引っ張りながら言う

良いに決まってる...

「玲央先輩とも手、繋がねぇの?」
華「あ、うん。玲央くんなら大丈夫なんだけど...こっちの方が安心出来るんです」

服の裾を掴む手に力を入れる華ちゃん

なんか、理由があんのか?
まぁ、玲央先輩とその点では同じ土俵ってのは嬉しすぎるな

そう思って取りあえず一緒に近くの駅へ歩いてく

玲「...ッ華!!」
向かいから華ちゃんの名前を呼ぶ人が居て視線を写すとそこには玲央先輩の姿

華「玲央くんっ」
華ちゃんは名前を呼ぶと呆気なく俺の服の裾を離し玲央先輩の元へ走る