そこに居たのは...
「え、ほんとに誰」
うちの学校では見たことないな。
まずまずすごくちっちゃいし、多分高校生じゃないよな。
じゃあ、中学生くらいかな?
「だっ、だから!そこ通ったらだめだって!!」
小さな彼は、頬をふくらませて怒っている。
「え、あ、ごめんごめん」
「てか、珍しいね。いつも誰も来ないのに。君みたいな若い子が来るのは本当に初めてだよ!」
「わ、若い子って、君のが若いでしょ。何歳?」
「え?いや、僕は...って、え?!」
彼は翡翠色の綺麗な目を大きく見開いた。
「?」
「い、いや、なんでもない...。僕は14歳だよ!!」
「いや思いっきり君のが若いよw俺は17歳。高3。」