「でもここ、生活するには不便だよ?それでも良いの?来てくれるの?」

「うん、俺も、東京住んでてもどうせ友達とかいないし。灯向といる方がよっぽど楽しいよ!」

「う、嬉しい!僕待ってる!」

灯向は、俺にぎゅうっと抱きついてきた。

「うん、じゃあ、そろそろ行かなきゃ。絶対くるから、待っててね!」

「うん。またね!」

灯向は大きく手を振って、俺を見送ってくれた。