「灯向?どしたの?」
「ううん、なんでもない。あのね、ちょっと昔の話してもいい?」
「うん、むしろ聞きたい。」
灯向が自分のことを自分から話してれるのは、これが初めてだ。
俺は素直に、灯向の話を聞きたかった。
「ありがとう。あのね、僕、14歳って言うの本当は嘘で、実際は100年以上ここに居るの。」
灯向は雨が降っている空を見上げた。
「それで、60年くらい前かなあ、前にも1人だけ、僕のことが見える人がいてね。初めて話した人が、その人で、僕嬉しくて、自分が神様だってこと教えたの。そしたら、こわかったのかな、
「ううん、なんでもない。あのね、ちょっと昔の話してもいい?」
「うん、むしろ聞きたい。」
灯向が自分のことを自分から話してれるのは、これが初めてだ。
俺は素直に、灯向の話を聞きたかった。
「ありがとう。あのね、僕、14歳って言うの本当は嘘で、実際は100年以上ここに居るの。」
灯向は雨が降っている空を見上げた。
「それで、60年くらい前かなあ、前にも1人だけ、僕のことが見える人がいてね。初めて話した人が、その人で、僕嬉しくて、自分が神様だってこと教えたの。そしたら、こわかったのかな、



