頭痛い。 何か、怠いかも。 そんな感覚に見舞われて、私はふと目が覚めた。 ここは…… 自分の部屋? あれ……私、確か学校に行ったはずなんだけど… まさか、傷心すぎて記憶の改竄までしちゃう女になっちゃった? 自分…痛すぎでしょ… 弘樹もこんな痛くてウザい女と一緒にいたくないはずだね。 弘樹のこと分かった顔して… 本当は外側しか見てなかったのかも… 弘樹の本当の気持ちに気付いてあげられないなんて… 彼女失格だ。 ……違う。 私なんかが彼女なんて言う資格はもう無いんだ。 .